東洋のナイアガラ【曽木の滝】【曽木発電所跡地】

 休日を利用して 伊佐市大口の曽木の滝公園に行ってきました。

曽木の滝は、滝幅210メートル、高さ12メートルの壮大なスケールを誇る「東洋のナイアガラ」とも呼ばれています。前日雨が降ったのでかなりの水量を期待して行きましたが、千畳岩の岩肌を削るように流れ落ちる水流とその轟音は少量で、豪快とまでの迫力はありませんでした。

が、しかし、新緑の季節。木々の新緑の若々しさ・滝から聞こえる飛沫の音・風のざわめきに、すっかり癒やされてきました。

今回のメインは【曽木発電所遺構】に行くこと。

ここは、曽木の滝の1.5キロ下流に位置する明治の面影を強く残した建物です。

曽木発電所は、明治42年に竣工し、その出力は当時国内でも最大級のものだったとのこと。その後、時代が移り変わり、昭和40年に鶴田ダムの完成と同時に水没してしまい、現在では渇水期の5月から9月に、中世ヨーロッパの居城跡を思わせる煉瓦造りの建物が姿を現すようになってます。

実際に見てみると、そこだけタイムスリップしてしまったかのようなそんな感覚になる場所でした。

閑散期の今は建物全体が姿を現し、ジブリの世界に来てしまったかのような気持ちになりました。『ダムの底に沈む事になってしまった街の人達の気持ちはどうだったんだろう?』とか、『故郷がダムの底…?』とか、暫くの間、自分の気持を当時の街の人達の心に馳せてみました( ´∀`)

一度は行ってみる価値はあると思える絶景でした♪♪

投稿日:2019/05/15   投稿者:-